夢の欠片、その在処は

舞鶴鎮守府で提督やってます

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古手梨花の分裂

祭囃し編と澪尽し編。
このどちらのルートを辿るかで、古手梨花というキャラクターに決定的な差異を生じさせるのは、積極的に二次創作へ関わってきた方(書き手も読み手も)ならば、お分かりいただけるかと思います。

・羽入の処遇
何はさておき、「梨花のその後」のおいてこれが一番重大な分岐でしょう。
救済/消滅の結果だけでなく、序盤から羽入に引き摺られっぱなしだった祭囃し編と、陰からお膳立てされていたとはいえ表面的には羽入に頼らずに鷹野との終盤戦までは進んだ澪尽し編。
賽殺し編のようなエピソードがないと、羽入生還ルートの梨花は羽入依存が危ういような気も。逆に羽入消失ルートの梨花も、本当に笑って暮らしていけるのか怪しい気もしますが。
また羽入は何気に祭囃しの赤坂フラグで一枚噛んでたり(梨花ハウスに寝泊りする件)するので、成長してゆく梨花が恋愛とかをする過程で、何かと絡んできたりして影響を及ぼしそうに思えます。梨花がツンデレ化する原因の半分は羽入への恥ずかしさもあるように思えるので。

・沙都子の処遇
これも、鉄平帰宅の有無と赤坂寝泊りの有無などが異なる祭編と澪編では、沙都子フラグも変わってきます。
祭編だと、鉄平関連が一切ない代わりに、赤坂を寝泊りさせるエピソードで沙都子への信頼を羽入に問われ、園崎家へ移動する荷造りや赤坂への手料理の件で信頼関係を再確認する流れがあります。
澪編だと、赤坂関連がない代わりに、鉄平が帰宅し、鷹野側によって沙都子が人質になる過程で、腹を割って話す流れがあります。逃亡中梨花が挫けそうになったとき沙都子に叱咤される場面もありました。
また、この後で述べる悟史と皆殺し編記憶の扱いでも、沙都子フラグは分岐します。

・悟史の処遇
祭編では目覚めず沙都子には伏せられたまま、詩音がお見舞いに通う展開となり、澪編では隔離のことが沙都子を含めて全員に明るみとなり、悟史は最後に帰ってきます。
つまり、澪編だと梨花と沙都子の共同生活は、近いうちに終わりを迎える可能性が大です。梨花ハウスで三人暮らしが果たして可能なのか。できれば古手本宅か北条本宅への移動をすべきでしょうね。(梨花にも沙都子にも各々本宅へは複雑な感情があるわけですが)
逆に意地悪っぽく言えば、祭編の梨花は沙都子に関して現状維持で安泰ともいえます。詩音は悟史くんの元へ足繁く通うでしょう。詩音が沙都子のために学校へくる描写もなかったりしますし。

・皆殺し編記憶の扱い
言うまでもなく、祭編は全削除、澪編は全継承です。
実は沙都子フラグにおいても、皆編の記憶がなくなるのは小さくないファクターです。沙都子を救出するために、「抱え込んで耐えるのではなく立ち向かえ」と電話し、逆にその言葉が仲間になかなか打ち明けようとしない自分自身へ沙都子の口から跳ね返ってくる流れ、自分が死んでしまったら、残された沙都子はどうなるのか、と初めて思い至る場面とかが、バッサリなかったことになるのです。祭編で羽入に沙都子をどう思っているのかをキツく問われる流れが必要になるのは、このツケゆえともいえます。
赤坂と圭一の関連は散々過去に述べているので割愛です。
もっとも、抹消派の竜騎士07氏も継承派の叶希一氏も決して「最終章」梨花を緻密には描けてないように思えます。両者とも、ヒーロー赤坂・ヒーロー圭一への誘導が露骨過ぎるのですよ。

そういえば、澪編だと赤坂は梨花の前ではイマイチですね。鉄平との乱闘では遅れてきて警察の権威で追い散らし、祭編では二度目の泣いて抱きつく場面となる終盤での再会も、澪編では駆けつけた時に羽入が消滅寸前で赤坂どころではない有様。ちなみに圭一は、前者ではいち早く駆けつけ、後者では梨花と共に羽入のいまわの際を見届けるという――まぁこれじゃ、赤梨花大好きな人には読む価値すらないお話なのも無理はないですね。

ここまで書くと、祭囃し編は梨花にとって「変革をあまり必要としない」未来が開け、澪尽し編では「根本からの変革を強要される」未来が突きつけられることになることがわかってきます。
もちろん、祭囃し編にはあの賽殺し編が後日談であるじゃないか、という声はあるでしょうが、実のところ、賽編を経ても取り巻く環境(人間関係)自体は何ら変化はありません。羽入はいるし、悟史は目覚めないままです。魔女を止めるとは言いましたけど。

羽入がいなくなっては(完全消滅したのではなく顕現できなくなったのだと、澪編エンドロールのイラストを見た鳳龍は考えてますが)、賽殺し編が出来ない、ひいてはフレデリカ・ベルンカステルも生まれないじゃないか、という声は大きいです。
駄菓子菓子、澪尽し編の後でも、賽殺し編に近い事は出来ます。むしろ困ったのはワインが規制でジュースになっていたことでしょう(苦笑)

オリスク版の祟醒し編では、賽殺し編のとあるシーンのパロディが改訂版として盛り込んであります。
これを面白いと感じてくださるか、原作への冒涜とお怒りになられるか、ビクビクしています。

実のところ、鳳龍は「変革を強いられる」梨花を描くのが楽しいのですね。
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