夢の欠片、その在処は

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「夏のかけら」読了

つい先ほど、「ひぐらしのなく頃に」の二次創作オリスク「夏のかけら」を読み終えました。
そして今、私は声を大にしてこう言えます、

佐和多里さんのオリスクにハズレなし!

率直な感想として、「うみねこのなく頃に」シリーズで一番面白い(作者談)EP6よりも私の読後評価はかなり高いです。
無論、現状ではまだ未完のシリーズの中間に位置するエピソードと、最終話の後日談の出来を同列に評価するのはおかしいことかもしれません。
ただ、竜騎士07さんに対しては戸惑いと反発を覚えてしまうことのほうが多くなりつつある(それでも、まだ見限るには惜しいと思えるだけのものも「うみねこ」共々あります)一方で、佐和多里さんにはまったくといっていいほどそれがなく、ただただ賛辞しかないというのは確かなのです。

思えば、私は今まで佐和多里さんの作品群のおかげで、「ひぐらし」に対する決して少なくはない疑問や不満といった色々なわだかまりを解くことが出来ました。
「闇現し編」しかり、「神騙り編」しかり。
そしてこの「夏のかけら」で、ある意味個人的に最大のものだったわだかまりを解くことができました。……ようやく、本当にようやく……長かった。
赤坂を温泉から挽回させるため、そして羽入を引き立てるために、「祭囃し編」の梨花をあんな風にした竜騎士07さんの描き方は「もう二度と読みたくない」と思うくらい心底嫌いだったけれど(思えばそれが、竜騎士07さんに対して抱いた最初のどうしようもない反発でした)、温泉を黒歴史などにせずとも赤坂と梨花の関係を立派に描いてくれた佐和多里さんの姿勢には、心から喝采を送りたいです。
鷹野が黒幕であることなど引き継げなくても構わないのですが(むしろそれは最終話の最終決戦演出として当然とすら受け止められる)、「皆殺し編」世界の存在そのものを忘れ(させ)てしまったことはどうしても許せなかったのですから。

赤坂のこともそうですが、佐和多里さんはやっぱり梨花と羽入の関係を前向きかつ鋭い視点で描くのが上手いですね。本家では、「祭囃し編」や「賽殺し編」のような、良くも悪くも羽入を上位に置く場面が目立ちました。それに対して長年抱いていたひっかかりの正体も、「失われたカケラ」でようやくわかりました。
それは、梨花が「皆殺し編」の記憶を丸ごとなくしたことに対して憤り、「祭囃し編」を素直に好きになれなかったもう一つの理由でもありました。
梨花に対して肝心な場面ではいつも偉そうにしているが羽入お前はどうなんだ、というわだかまり。「皆殺し編」では梨花よりも不甲斐なかったくせに、それを赤坂にとっての温泉みたく梨花的黒歴史にしてるんじゃないのかという疑念。

ここでふと思い出すのは某アニメ主人公の台詞――「撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ」

梨花にお灸をすえて諭すのならば、自分もまた梨花にお灸をすえられる覚悟も持ち合わせなければならない。


見るべきほどのものはすべて見た。
私の思いはすべて満たされた。これでもう「ひぐらし」からやっと卒業できる……………………あれ?
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